家を相続する場合に知っておきたいことを解説します!

急に家を相続することになったけれど、相続するには何をどうすれば良いかわからなくてお困りの方もいらっしゃるかと思います。

相続は手続きがかなり複雑で、期限付きのものもあります。
今回は相続の流れについて、するべきこととわかっておくべきことを紹介いたします。

家の相続をする流れは?

□家の相続をする流れは?

土地や家を含む不動産を相続する際は、相続登記というものが必要になります。
これらの手続きは、複雑で時間も限られているため、個人で行う方は少なく司法書士にしてもらうことがほとんどです。

それでは、実際にどのような流れになっているのでしょうか。
全部で8つするべきことがあります。

1つ目は、死亡届、死体火葬許可書の提出です。
こちらは死後7日以内が期限です。

2つ目は、相続財産目録の作成です。
こちらは相続財産の内容がわかるようにまとまった書類で、相続人や相続される遺産の確認を行います。
遺言書に添付する目的や、遺産分割協議の際に作成されますが、作成自体は義務ではありません。

しかし相続財産目録がある方が協議がスムーズに進むので、ある方が良いでしょう。

3つ目は、排除者・欠格者の調査、相続放棄・限定承認です。
こちらは相続する権利を失った人がいないかを調べる過程です。
相続する権利を失う条件としては、被相続人や相続人に対する殺害、または殺害未遂、遺言に関する偽装工作や隠ぺいなど様々な理由があります。

権利を失うと、遺言書に相続人と指定されていても相続ができません。
この段階で相続する権利を持つ人を絞ります。
期限は被相続人の死亡を知ってから3か月以内です。

4つ目は、遺産分割協議です。
こちらは相続する資格を持った方全員で行われる必要があります。
もし後になって相続権利を持った人が判明した場合は、遺産分割協議がやり直しになってしまうこともあるので、相続人の限定は慎重に行われなければなりません。

5つ目は、協議成立から遺産分割です。
協議が成立すれば、遺産の分割に進みます。
ここで協議に対して、不満があり成立しなかった場合は、裁判所にゆだねられることになります。

6つ目は、名義変更手続きです。
遺産分割協議が終わると、その遺産の名義を被相続人から相続される人へと変更します。
こちらでは、名義変更の際に登録免許税と呼ばれる税金が必要になります。

7つ目は、相続税の申告と納税です。
名義変更が終われば、最後に相続税を納めて終了です。
期限は、相続開始を知った日の翌日から10か月以内です。

□家の相続でかかる費用はどれくらい?

家を相続する際にかかる費用には大きく2種類あります。

1つ目は、相続登記にかかる費用です。
こちらは先ほども述べたように、名義を変更する際にかかる費用のことで、相続される遺産の情報が載っている登記情報を相続する人の名義に変更することを相続登記と言います。
そしてこの相続登記にかかる税金が、登録免許税です。
計算方法は、固定資産税評価証明書に記載された家の評価額×0.4%です。

2つ目は、必要書類にかかる費用です。
遺産を相続する過程において、様々な書類が必要になりますが、それぞれに費用がかかります。
戸籍謄本、印鑑証明書や住民票、遺産分割協議書などにもそれぞれ費用がかかり、人数が増えるとその分費用も増えます。

□家の相続でかかる税金とは?

家の相続には、登録免許税と相続税以外にも必要な税金が2つあります。

1つ目は、不動産取得税です。
基本的に相続によって引き継いだ際は、こちらの税金はかかりませんが、以下の条件を満たしている場合は課税されます。
・遺言書によって相続人以外が相続した場合
・贈与で家を引き継いだ場合
・死因贈与の場合

2つ目は、固定資産税です。
固定資産税は、不動産を所有していると毎年元日に一年分の額が課されます。
ちなみに、相続した場合はその翌年から課税されます。

□家の相続する場合の注意点は?

家を相続する際に、気を付けるべきポイントがいくつかあります。

まず、相続登記は早めに済ましてしまいましょう。
相続登記をしないと、後に相続人の関係でトラブルが起こる可能性があります。
例えば、他の相続人が借金をしていて、差し押さえが入ってしまった場合、相続予定の資産まで差し押さえの対象になってしまいます。

そして、相続した家を放置しないようにしましょう。
家やビルなどの不動産は所有しているだけで、固定資産税がかかります。
誰も人が住んでいないと、清掃やメンテナンスが行き届かず劣化が進んでしまいます。
このまま放置すると、壁や内装もかなり汚れて、壊れてくる部分もでてきます。

こうなると、固定資産税が最大で6倍になる「特定空き家」というものに指定されてしまう可能性があります。
きちんと建物の整備や清掃、メンテナンスなどを行い管理を徹底しましょう。
家の管理が難しい場合は、売却するのも一つの手段です。
売れてしまえば、固定資産税を払う必要もなく売却益も手に入れることができます。

家の相続する場合の注意点は?

□まとめ

家の相続についての流れと、注意点について解説しました。
もし相続する機会があれば参考にしてみてください。

熊本市周辺で不動産売買をお考えの方がいましたら、お気軽に当社にご連絡ください。
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