実家を売る際にやるべきことと売却方法について解説します!

相続した空き家の実家を売りたいと思っても、売る手順を知らないとなかなか実行できませんよね。
しかし、物件を有効活用できずに放置しておくと、固定資産税や物件の管理に無駄なお金を使うことになってしまいます。
そこで今回は、相続した実家を売る際にやるべきことを解説していきます。

意外とやることは多い?実家を売る際の5つのやるべきことを解説します

□意外とやることは多い?実家を売る際の5つのやるべきことを解説します

実家を売る際には、やるべきことは主に5つです。

まず、遺言書を確認しましょう。
これは相続人が死亡して最初に行うことです。
遺言書がある場合には、基本的にそれにもとづいて遺産の分配を行います。

次に、実家の相続登記を行いましょう。
実家を売るには、親から相続する人へと名義を移す必要があります。
相続登記は、遺書や遺産分割協議によって実家の相続人を決定した後に行います。

相続登記は自分で行うことも可能ですが、司法書士に登記の依頼をされる方も多いです。
具体的な相続登記の方法は、後ほど解説します。

次に、隣家との境界線を確定させましょう。
普段生活するうえでは、隣家との境界線は曖昧でよかったかもしれませんが、家を売却するとなると、境界線をめぐってトラブルになりかねません。
本来は家を所有した際に、法務局に境界線を登記するものですが、築年数が経っていて登記の情報が間違っていたり、境界線を確定していない場合があります。
こうした状態で家を売ったり、賃貸を行うと隣家とのトラブルになる可能性があるので、隣家の立会いのもと、確定測量士に依頼して境界を確定させましょう。

次は実家の片づけです。
家の片づけをしないと、購入検討者が内覧に来れません。
そのため早いうちに片づけを行いましょう。
実家が自宅から遠い、仕事が忙しいなどの理由で自分で片付けるのが難しい場合には、専門業者に片づけを依頼する方法もあります。

片づけの際の注意点として、仏壇の対処法があります。
仏壇は大きいため、自宅に運ばずに処分したい、という方もいるでしょう。
仏壇を処分する場合には、魂抜き、または御霊抜きの供養を行いましょう。
供養はお坊さんに依頼するため、実家近くのお寺に相談しましょう。

最後に、なるべく早く不動産会社に査定依頼をすることです。
空き家は放置されるにつれて、劣化していき、その結果売れにくくなります。
そうなる前に不動産会社に依頼して査定を行いましょう。

当社では、熊本市周辺で不動産の処分をお考えの方のサポートを行っております。
実家の処分をお考えの方や、価格を知りたいという方は、一度ご相談ください。

□実家の売却時にかかる費用について

実家を売る際には、税金や手数料などで費用がかかります。
一般に、不動産売却にかかる費用は売却価格の5%ほどです。
では、具体的に内訳をご紹介します。

まず、仲介手数料です。
売却価格が400万円以上の場合は、売却額の3%に6万円を足し、それに消費税を加えた金額が一般的です。
しかし、これは法律で定められた上限の金額ですので、上記より仲介手数料が安い場合もあります。
次に、印紙税です。こちらは売却価格によって変動しますが、1000円から6万円程度です。

次に、抵当権抹消にかかる費用です。
抵当権とは、ローンの返済が滞ったときに、金融機関が不動産を担保とする権利のことです。
こちらは自分で行う場合と、司法書士に依頼する場合によって大きく変動しますが、自分で行う場合には1000円、司法書士に依頼する場合には1から5万円程度かかります。

次に、残ったローンを一括で返済するための手数料です。
こちらは5000円から3万円程度かかります。

次に、譲渡所得税・住民税です。
こちらは不動産の所有期間によって変動します。
所有期間が5年以下の不動産では、譲渡所得の39.63%、所有期間が5年を超える場合には、譲渡所得の20.315%を支払う必要があります。

最後に相続税です。
こちらは評価額から基礎控除額を引いた金額を支払う必要がありますが、相続人の数によって基礎控除額が変動します。

□実家を売却する手順を解説します

売却する前にやるべきこと、売却にかかる費用を解説したところで、いよいよ売却の手順を解説します。

まず、最初に紹介した、相続登記を行いましょう。
これを行うために、実家を管轄する役所である法務所に、所有権移転登記を申請する必要があります。
その際添付する書類には、市区町村の役場での申請が必要です。

次に、遺品の片づけ、整理を行いましょう。
リサイクル可能なものや、廃品回収業者に依頼して処分する必要があるものもあります。
廃品回収業者に依頼すると、粗大ごみで出せないものも回収してくれます。
名残惜しいかもしれませんが、残して置ける品数はどうしても限られてくるので、取捨選択をする必要があります。

ここまで終えたら、実家を売却するために査定依頼を行い、相場を調べ、不動産会社を選定していきます。

実家を売却する手順を解説します

□まとめ

今回は実家を売るときにやるべきことについて紹介しました。
大変な手続きですが、お役に立てますと幸いです。

カテゴリー: 不動産売却の豆知識   パーマリンク

無料会員登録

お電話の場合はこちら